昨日は、京都商工会議所主催の京都美風シンポジウムへ妻と出かけた。
午前中は、消費税アップ対策で混み合う伊勢丹でお買い物。妻はうきうき。亭主は?
昼食は築地寿司清。
妻が注文した3月限定メニュー
亭主は盛り合わせ
当地に来て初めて美味しい寿司を食べたと大満足な妻。
買い物、昼食を終えブラブラとハイアットリージエンシー京都へ徒歩で行く。
南大門を抜け、法住寺、養源院、三十三間堂を通り抜けていく、約1.5キロ30分程度。
テーマは琳派に関するもの。本阿弥光悦、俵屋宗達、尾形光琳、尾形乾山、渡辺始興、中村芳中、酒井抱一、鈴木其一、神坂雪佳についての解説。
講師は細見美術館館長細見良行氏。
なかなか面白い講義。
光悦以下大富豪とのこと。
顔料には欧州のものが使われていたとか。今でいえば何千万もかけて描いているとか。鎖国の日本でオランダとほそぼそと交易が行われていた証。
逆に日本からも琳派の絵などが流失していき、ジャポニズムの元が欧州で出来つつあったとか。
マリーアントワネットが漆を好んだのは一例とか。
共感をしたのは、日本画について話をすると最初は右翼かと言われたこと。
あまりにも欧米絵画一辺倒の日本の有様。最近漸く戦後の呪縛が取れたきたと感じると言っていた。
琳派の企画をしようとすると、必ず最後にほんとに印象派はないのですかと最後まで聞かれるとか。なげかわしいと!
琳派は海外ではジャポニズムとして根強い人気があるのに。
ある本で、GHQは日本兵の特攻精神が恐ろしく日本を根底から変えようとして日本文化を変えようとしたと。その結果欧米の文化尊重、日本文化の軽視となったと書いてあった。
シンポジウムでは日本で唯一手摺木版本を刊行する㈱芸艸堂(うんそうどう)の山田社長が加わる。
ところで初めて知ったが、芸術の「芸」はもともとは「藝」と書くもので芸は違う漢字だとか。崩して「芸」になったとか。
ホテル内の桜が咲いていたので写真をとった。
講演会開始前の12時半頃
講演会終了後の15時半頃
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