2014年1月12日日曜日

1月11日深草文化交流

2014年1月12日日曜日9時49分 晴れ

昨日は久しぶりの伏見学へ。

朝10時過ぎに家を出て、一路JR奈良線稲荷駅へ。
まずは伏見稲荷に参拝。人気のスポットだけあってすごい人。お祓いを受けるのに行列。

お参りだけして、まずは主に伏見稲荷にお参りに来る車の渋滞を見ながら、深草直違橋(すじかいばし)の本町通りを南下。
JRの踏切の、手前を左折し、以前来た宝塔寺を左に見ながら南下。この道は深草トレイル歴史探訪のコース。


すると右手に瑞光寺が。






お堂からは朝のお勤めかお経の響きが。気持ちが良かった。




 瑞光寺を後に更に南下。
立命館高校・中学校のある方へ寄り道。右側の竹やぶを見ながら道を登っていくと完宗院というお寺があり、入ってみる。

 
 お堂の横の池が凍っていた。相当冷えそうな場所。

すると若い住職が出てきて「どうそお堂にお入りください」と言われたので入ってみる。
中に入って、まずは名前だけ記帳をして頂ければ、夕方のお勤めでお祈りしますと言われ記帳。
次にロウソクに火をつけてお香をと言われ、言われるままに行う。
見上げると「おさずけ」と書かれた額があり、宗派も分からずとりあえず聞いてみたら明治にできた新しい宗派とのこと。あとでネットで調べると中山身語正宗の末寺。

(注)摂取院. 慶長13年(1608)に建立された浄土宗のお寺。地蔵堂に祀られる本尊は、平安 時代
   末期に造られた寄木造りの腹帯地蔵( .... 昭和39年(1964)徳永大完が中山身語 正宗(なか
   やましんごしょうしゅう)の末寺 真瀧山(しんろうざん) 完宗院として創建した。
   ご本尊は中山不動尊。境内には大きなしだれ桜があり、その奥に優しいまなざしの母子観音
   がある。



春にはこのしだれ桜がとっても綺麗なので是非また見に来てくださいと言われた。見てみたい。

帰りに大きなみかんを頂いた。ありがたく頂戴した。帰宅後妻が食べたらすっぱかったとのこと。

ゆっくりしすぎたので慌てて元の道にもどる。
次は左手に嘉祥寺が。目的地の一つ。
*嘉祥4年(851)深草の仁明天皇陵の近くに創建された年号寺。文徳天皇が父(仁明天皇)の菩
 提を弔う為、清涼殿を移して建立した。開山は真言宗の真雅僧都。寺域も広大で、今の善福寺か
 ら仁明陵近くまであった。
 しかし平安末期には、安楽行院の支院となり天台宗に属したが衰え、応仁の乱で焼失し壊滅し
 た。その名を伝える現在の嘉祥寺は、寛文2年(1662)空心律師が、安楽行院の旧蹟に再建した
 もので、旧地はそれよりも東南になる。
 その再建時に、付近の井戸から出てきたという大聖歓喜天は「深草聖天」と呼ばれ国内最古と伝
 わり、開運招福や商売繁盛の信仰がある。また大きい石塔は安楽行院にあったものと伝わる。







次に真宗院。
*根本山、浄土宗西山深草派の寺院。宝治年間(1247~1249)後深草天皇の帰依を受けて円空
 上人が、現在地より少し西南に「真宗院」(浄土の真宗)の寺号を賜わり建立した。
 円空上人は、法然(浄土宗の開祖)の直弟子証空(西山派の祖)に教えを師事し、遠望される西
 山の夕日が、日想観に至高の場としてこの土地を選んだ。
 ここを根本道場に、のち誓願寺の住持となって宗義を弘めた。
 北朝で、持明院統の祖である後深草天皇は、ここの法華堂に遺骨を安置(十二帝陵の最初)され
 たと伝わる。しかし応仁の乱で衰微、江戸期に再興される。本堂は大正期に焼失のち再建。
 真宗院山に創健者の円空上人廟がある。その参道西側の墓地に、「日観亭跡」の石碑があり、
 夕日時の西山遠望は、必見。
 また山脇東洋一族の墓がある。東洋は宝歴4年(1754)我国最初の人体解剖を行い、それを『蔵
 志』に著した。その横に墓のある父、法眼玄心(はるなか)は、後水尾天皇の主治医で相談相手
 でもあった。
 また天明の義民一揆では、伏見の住民文殊九助らが、江戸幕府への直訴をこの寺で会合し、決
 定したところでもある。周囲に田園風景がのこる素朴なお寺である。










更に南下。名神高速のガードをくぐり左折すると仁明天皇陵が。



 
 次に浄蓮華院というお寺。

 
大岩街道にでるとこんな碑が。


昼食は、ネットでみた力餅食堂で餅うどん(三個餅が入っている)と稲荷寿司。中が詰まって重量感たっぷり。本日最後の稲荷寿司。感動!なぜか写真は上下反対に!
支払額810円。
大きなおはぎが有名で帰りに買うつもりだったが既に終了していた。次回は食べたい。
 
お稲荷さんが、なぜか写真は上下反対に!

漸く伏見区の深草総合庁舎にたどり着く。
テーマは、「お稲荷さんと稲荷信仰」。講師は京都学園大学非常勤講師の堤勇二准教授。
相当研究している方で話もうまい。京都検定に当初から絡んでいるとか。
また聞きたい講師の一人。
印象に残った話。
① 信田巻は古浄瑠璃「しのだづま」に由来。白狐と安倍保名との間にできた子供が安倍晴明。
   清明神社の本殿の横にある母である白狐を祀った齋(いつき)稲荷社には、忘れずに是非参
   拝をと説明。
②初午について
   寺子屋の入学はこの初午の日からとのこと。知らなかった。
③屋敷神稲荷で有名なのは
   北条稲荷(ヤマト運輸)、銀座稲荷(銀座三越)、成功稲荷(資生堂)、笠森稲荷(日本橋高島
   屋)とのこと。
④集合神としての稲荷
   相国寺の宗旦稲荷。茶人の千利休の孫の千宗旦に化けた白狐を祭っているとか。
   茶の技術向上の神社とか。
   いつも横を通るが初めて知った。

終了後。初めて藤森神社へ。










今読んでいる八木荘司の古代からの伝言に神功皇后の話が出てくるので、これかと感心してしまった。



南西の守護神大将軍社。


JR稲荷駅に向かい帰宅。

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