昨日は修学院離宮の参観が認められたので、この暑さの中行ってきた。妻も認められていたが、暑さのせいで自主的に辞退。まあ、この暑さの中無理は厳禁!
確かに暑かった!!
京都駅から5番の市営バスで向かう。修学院離宮道で降りる。ここまで1時間310円。座りっぱなしで腰が痛くなった。帰りはバスは止めて地下鉄か京福電鉄かにと考えた。
バス停を降りて参道を行く。と言っても普通の道。道標は一か所あった程度。写真の木のところ。
まっすぐ行けば基本OK。づっとなだらかな登り、15分程度か。
桂離宮は駐車場があるが、ここはない。
手前にコインパーキングがある。
40年前、名古屋から車できて止めた記憶があるが、どこに止めたかは定かではない。
20分前にこの門を潜り受付へ。
総勢20名程度。
フランス人の30歳代後半の夫婦。
アメリカ人が3名程度。学生、退職者と思われる人など。
受付の人に40年前に来ましたといったら、ほとんど変わってないですよと言われた。
まずは、下離宮の「御輿寄」から中へ。
後水尾上皇もここを潜ったとか。
最初に寿月観へ。
一段高いところに上皇が座ったとか。
この扁額は後水尾上皇の宸筆。
下離宮を東門からでるとこの景色。
松並木に沿って行くと中離宮と上離宮に行ける。
その周りは田圃。
もともとは農民が保有していたが、開発が進んできたことで環境が変わるのを恐れた宮内庁が購入し、元の農民に貸しているとのこと。
今も農民が稲作をしており、この道を通ることもあるそうだ。
因みに松を植えたのは明治時代。それまではあぜ道であったとのこと。
写真には写ってないが左には比叡山が見える。
中離宮にある客殿。
奥に見える棚は「霞棚」で天下の三棚で有名。他は桂離宮の桂棚、三宝院の醍醐棚。
中離宮の中の苔道。
上離宮の隣雲亭からみた浴龍池。池の中にある島が龍の形だそうだが、どう見ていも見えない。
手前の木々はいまだ刈り込みをしていないそうだ。今しても一週間で元の木阿弥。
夏が過ぎた頃に行うが今その刈り込みを練習しているそうだ。技術的には結構難しいとのこと。
40年目に来たときは秋で刈り込みがそろっておりすっきりしていた記憶がある。説明員も秋には綺麗になりますとのこと。
隣雲亭の一番左側にある板の間の洗詩台。
ここに座ると、裏にある滝の音が聞こえ、詩を考えるのに最適だとのこと。上皇もここに座り詩作に励んだそうだ。
右の写真の通り、木の後ろに滝がある。
隣雲亭を降りて島へ渡る楓橋。さぞかし紅葉がきれいだろう。
島と島を結ぶ千歳橋。
楓橋を渡った先にある窮邃亭(キュウスイテイ)。
外側には上に上げる雨戸。
中は下の写真の通り。
雨戸は薄い板で夕日が当たると中が赤く染まるとか。幽玄らしい。
一段高くなってL字型をしているのは3方を楽しめるように。
土橋を渡って行くと船着き場が。
池の西側の西浜から見た景色。左の建物は千歳橋。
西浜から見た隣雲亭。
上離宮の池を作るときに土堤に石垣で4段の土留をしたがあまりにも殺風景だったので常緑樹を植えて大刈込みとした。
帰りは北山通りを歩いて松ヶ崎で地下鉄に乗り帰宅。暑さで疲れた一日であった。
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