2013年9月15日日曜日

9月14日伏見学受講

2013年9月15日日曜日9時9分 雨

昨日は、伏見区役所が支援している伏見連続講座のうち京都聖母女学院短大で開催される伏見学を聞きに行った。
テーマは「伏見の御佛像」。講師は仏師の長谷法寿さん。

話も上手で奥が深い。ただいろいろ話が飛ぶ(余談が多い)ので聞いていないとわからなくなってします。













まずは、昼食。家では食べずに稲荷駅の傍で地元のお店を探す。

食べログで調べた「道八」。
観光客はおらず地元の人が中心。
いなりうどんを注文。
大きな御揚げさん。こんな大きなのは珍しい。半熟卵。うどんは普通。
店のおばさんにお勧めはと聞いたらいなりうどんと中華そばがお勧めと。
確かに地元の人は中華そばをよく注文している。

 うどんだけでは足らないので、お稲荷さんがないか聞いたら、当店は寿司屋ではないのでないと言われた。仕方なく、昆布のおにぎりを追加注文。すこしご飯が柔らか目。


一方通行の直違橋通を南下。交通量も多く、更に二輪車は一方通行ではないので危ない道。
 
帰りに和菓子を食べようと決めて、帰りの15時半頃栗の入った大福のようなお菓子を食べる。
一番人気らしく残りわずか2個。栗が入っているせいかすこしぱさぱさ感がある。
会場へ行く途中の碑や町屋





 
会場の京都聖母女学院。良い環境。短大は一番奥。


 

講演内容と言いたいがなるほどと思った点を書きたい。
 
1.仏と佛
〇本来は佛。ヒトニアラズの意味。仏はヒトデゴザルの意味。
覚りを開いた人「覚者」、それをインドではブッダというらしい。漢字にすると佛陀。
 
〇袈裟
ブッダは出家した際、身に着けていた貴金属や洋服を人々に分け与え、乞食がきていた洋服と交換し、人としての欲望を持たない佛になられた。
乞食のきていた洋服は端切れを縫い付けたできたもので且つ汚れで泥だらけ。
今の御坊さんが来ている袈裟の裏をみると端切れを縫い付けてできているのがわかるそうだ。
また、汚れの色は糞掃布と言っておしっこなどをしみこませたりして作ったそうだ。
要は世俗の欲望は持たない姿がブッタということらしい。
ブッダの像である如来像は袈裟を着るだけだそうだ。
 
2.仏像の種類
〇如来像  
ブッダ。飾りを付けない質素な姿と出家者の姿を表す蓮華座にのっている。
〇菩薩像
菩薩は菩提薩埵の略。菩提(悟り)の心をもち在家(出家の対語)者。
従って、頭飾りなどの装飾品が多い。法具などの持ち物を手に持つ。
〇明王像
不動明王、愛染明王、馬頭明王などをいう。
インドの召使いの姿をもとにする。肌色は青黒が多い。火災を光背とする。
怒りの相を表す。岩坐などにのる。
〇天部像
梵天、帝釈天、大黒天など。手に武器をもったり甲冑などを身に着けていることが多い。
 
以上が大体の違い。
 
昼食前の伏見稲荷
 







 
講義終了後によった伏見稲荷
(時間切れで奥の山には上らず)














 

1 件のコメント:

  1. 佛がヒトニアラズとは知りませんでした。悟りを開くとヒトではなくなる、というのは面白いですね。もうしばらくこのままでいいかな?と思ったりして(笑)

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