2015年1月17日土曜日

1月16日近江歴史回廊倶楽部講演会

2015年1月17日土曜日9時44分 晴れ

昨日は、10時からの近江歴史回廊倶楽部主催の新春講演会に出席。
テーマ:中世六角氏の足跡
講師:県教育委員会文化財保護課 副主幹井上優

講師の話によると
○古代豪族佐々貴山君(ささきやまのきみ)
この一族は、繖山麓(観音寺山)を本拠とし、平安末期には沙沙貴(ささき)神社の神官として命脈を保っていた。
○宇田源氏佐々木氏
宇田天皇の皇子厚敦実親王の曾孫成頼が近江へ。
成頼の孫経方(つねまさ)が佐々木庄の下司に
その後、佐々貴山君一族を同化または駆逐して成立。
○その後、佐々木氏は分立し、惣領家の時信の代に「六角氏」を名乗るようになった。京の屋敷が六角東洞院にあったため。
○その後、近江守護職となるが織田信長により駆逐され姿を消した名門。
○庶子家は多く、大原氏、高島氏、京極氏や馬淵氏等多く分立。
○足利義尚の鈎の陣や義晴を迎えた桑実寺幕府は、幕府の機能を持ったという意味でもっと強調してもよいのではと。
○他には代々の当主の説明が続いた。
○信長に破壊された慈恩寺(真言律宗)は菩提寺だが、すべて破壊され、その跡には浄厳院が建立された。

2013年秋に安土城に行った後、何も知らずに沙沙貴(ささき)神社と浄厳院に行っていた。
今回、六角氏にとっていかに重要な場所だったと初めて知った。

沙沙貴(ささき)神社





 
 
浄厳院
 









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